テトラの考える古着のこと

はじめまして【古着と日用品 tetra テトラ】です。

滋賀県長浜市で2007年から古着店を営んでいます。

”tetra-テトラ”という名前には”4つの“という意味があります。
最初は音や字面で決めた屋号ですが、オープンして間もない頃、近江商人の精神である、三方良し(売り手よし、買い手よし、世間よし)にプラス環境にも良いという、四方よしになるようにと意味を後付しました。 環境にも良いという視点で古着屋を営むというところは当時少なかったと思います。とはいえtetraも密かに思っていただけで大々的にも言ってませんでしたが。
過去に作られたものに価値を見出し、また誰かの手元で愛されるなんて、なんて素晴らしいのだろうとずっと思っていて、私自身、古着が好きであることの軸にもなっているのかもしれません。

今、繊維産業(つまりファッション業界)はエネルギー産業に次ぐ世界第2位の環境汚染産業です。この20年余りの大量生産、大量消費の成れの果ては悲しくも地球環境の汚染。いつの頃からファッションも当たり前のように使い捨てになってしまい、服の価値は下がり、価値が下がるからまた使い捨てる、安さの裏に途上国での過酷な労働や環境汚染の裏側はほとんど見えないし、知ろうとしないといつまでも表だけしか見えません。
だからこそ、”過去に作られたものに価値を見出し、また誰かの手元で愛される”そんな古着を選ぶということ自体がサスティナブル(持続可能)な選択だと思うのです。古着屋店主という立場である偏りは大いにあると思いますが、わたしはそう信じています。

古着は新品のお洋服と比べると完璧じゃない。サイズ展開やカラーバリエーションもないし、糸の解れがあったり、染みがあったり、生地がよれてたり。でもその不完全さも魅力に、繕い、工夫し、柔軟に、寛容に、そして愛着を持って着る、そんな日々の服をご提案できたらと思っています。

オープン当初よりずっと、自分自身が大人になっても古着を着ていたいし、着てもらいたいと“大人の古着“を謳ってきましたが、自分自身が世間的に大人になった今、大人だからこそ“表面的なかわいいファッション”だけでない、暮らしや地球環境のことも背景に、お洒落を楽しんでいきたいと、より思うようになりました。


今のお客様やまだお店のことすらも知らないお客様方に、tetraというお店を知っていただくのに【エシカル】とか【サスティナブル】とか切り離せないなぁとしみじみ感じました。
tetraでは、古着って面白いよね、かわいいよね、というところだけでなく、古着を選ぶことが実は環境負荷のない選択にもなるのでは?ということも含め、エシカルファッションとしての古着をこれからも皆様にご紹介できたらいいなと思います。
『古着が好き!地球にも優しいのか!』なんて発見にもつながるとますます嬉しいです。


また、2019年秋のリニューアルより日用品もお取り扱いさせていただいております。
地球やひとにやさしい日用品ーつまりは持続可能で使い心地の良いもの、側に置いておくと気分が良いもの、
環境に良い+αのうれしさを感じられるものを中心に揃えております。
ぜひごゆっくりお買い物をおたのしみくださいませ。


tetra 店主