人間は常に自然のただなかにいる。
そしてそのことをいつも忘れてしまう。
私はそれを全身で感じるために、旅に出ているのかもしれない。(本文より)

登山の専門出版社の編集者を経て、文筆家として活躍する著者の旅の随筆集第2弾。
様々な国の旅の記憶や広がる思考を、読者が体感できるような、濃やかで静謐な文章で綴る。
旅先はカナダやモロッコ、ネパール、チリなど。

前作『旅の断片』は第5回斎藤茂太賞を受賞。


【編集者のおすすめポイント】
待望の第2集では壮大な自然の風景に包まれる。
著者が長年に渡って旅をし、そのなかで出会った自然や人、自らとの対話、それらが丁寧な文章で綴られ、読み進めると同じ風景が読者の目の前にも広がっていく。

前作『旅の断片』では第5回斎藤茂太賞を受賞し、「この人の見つめてきた世界はとてつもなく広く、そして出会った出来事も思いがけないほど懐かしい(審査員・椎名誠氏)」、「地に足のついた暮し、なんでもない日常がいかに尊いものであるか。この一冊に出会えてよかった(審査員・下重暁子氏)」と著者の表現力と文章力を絶賛された


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※こちらの本は新本です